子どもの本を読む試み いきがぽーんとさけた
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日本の昔話 4 より 『日はどこから暮れる』 話が通じない男
短いお話です。

むかし、山奥の村の男が、町へ買い物に出かけました。帰り道は夜になったので、たいまつをつけて戻ってきました。

近所の人が、「えらく遅かったけれど、日はどこから暮れてきたかね」と聞くと男は、「四方八方から暮れてきたので、どこから暮れてきたのかわからん」と答えました。

近所の人はあきれて、「そうか、それなら、たいまつはどのあたりからつけてきたんだ」と聞くと男は、「たいまつの先からつけた」と答えました、と物語は結ばれます。



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人の会話のすれ違いを描いた笑い話ですね。会話の主たちは、それぞれ、自分の前提をもとに話を進めるので、かみ合いません。

会話は、お互いに、その前提を少しずつくみ取りながら話を重ねることで成立します。そんな当たり前のことに、齟齬をきたすとどうなるかが描かれます。

近所の人は、その時の場所を聞いているのですが、村の男は、それを汲み取ることができず、そのものの場所を答えてしまうのでした。



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18:22 : 日本の昔話 4 秋 : comments(0) : trackbacks(0) : かがりん :
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