子どもの本を読む試み いきがぽーんとさけた
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読書雑記 - 宮沢賢治再読
これまでのわたしの読書傾向は、西洋のファンタジーを中心としたものでした。いっけん日本の物語よりも、西洋のものが親しみを感じさせるのです。

なぜそうなのでしょうか。日本人の生活様式が、西洋化され、日本固有のものが、ないがしろにされていることなどを背景にあげてもいいでしょう。また、日本固有のものは古典化してしまっているので、現代仮名遣いへの翻訳の遅れなども、その一因になっていると思います。



しかしわたしは、トールキンのファンタジー論『妖精物語とは何か』を読んで、興味の範囲が広がり、世界で一番有名な昔話集であるグリム童話を改めて読んでいるうちに、ふとしたことから日本の昔話を改めて読んでみると、そこには圧倒的な共感がありました。そんなわけで日本の物語を読んでみたくなりました。

ファンタジーが好きなので、子供の頃に読んでいた日本初のファンタジー小説、佐藤さとるさんのコロボックルシリーズでも再読しようと思ったのですが、必ずしもファンタジーにこだわるのはよしました。もっと日本のエッセンスを多く含んだもので、広義でファンタジー要素のあるものを探しました。



そこで、一部の人には難解と言われていますが、宮沢賢治を再読しようと思っています。そして、その中でも童話を中心に読み進めていく予定です。賢治の残した作品は、その半分ほどが童話だからです。

賢治は、生前にはあまり注目されなかった作家の一人です。死後発掘され、注目された生前未発表の童話がたくさんあります。おそらく読んだことのない作品もたくさんあるでしょう。それらを読むことで体系的に理解がしたいのです。

賢治の作品が難解なのは、童話なりなんなり、その形態が何であろうとも、基本的にはそれらが詩であるからでしょう。賢治は自らの作品を、その形態にかかわらず、すべてを心象スケッチと呼んでいます。その心象がわたしの心に共感を呼んでくれることを期待しています。



読書には、『宮沢賢治童話全集』岩崎書店、を使いたいと思います。このシリーズは宮沢賢治の実弟である宮沢清六氏が編纂に加わったものです。

賢治の作品は基本的に詩であると書きましたが、これから始めようとするのは、文学に疎い人間が書く読書メモになります。よって的はずれなことを言い出すかも知れません。また拙いものとなるのは必至です。それでも賢治の物語世界に、少しでも近づくことができれば幸いです。





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